FRTB モデラブルとノン・モデラブルなリスク・ファクター

以前の私のブログ、FRTB 内部モデルと標準アプローチに続いて、内部モデル・アプローチのある特定の部分をフォーカスしたいと思う。すなわち、全てのリスク・ファクターが、モデラブルとノン・モデラブルに分類されて、ノン・モデラブルなリスク・ファクターはより高い資本賦課がなされると言う点についてだ。

FRTB ‐デフォルト・リスク・チャージ

先般の私の記事Fundamental Review of the Trading Book および Internal Models Standardized Approachに続くかたちで、標準的手法で要請されている市場リスク資本、すなわちデフォルト・リスク・チャージ(DRC)の構成要素について見たいと思っていた。

クリアード・スワップの証拠金に係るバッファーの見積もり

中央清算機関(CCP)とクリアリング・メンバー(メンバー)との間で行われる、或いはメンバーとクライアントで行われる、日々の変動証拠金(VM)のフローはかなり大きなものとなっている。例えば、LCHの公表しているCPMI-IOSCO Disclosuresは、メンバーからCCPに支払われる1日の変動証拠金の総額は160億ドル!となっている。

ISDA SIMM マルチ・カレンシー・ポートフォリオ

ISDA SIMMを使ったIMの計算をマルチ・カレンシー・ポートフォリオで見てみよう
ISDA SIMMでは、異なる通貨間のセンシティビティの合算には、相関係数として27%が指定されている
クリアーとアン・クリアーから生じる証拠金額の差異は、リスク・プロファイルに依存することが解った

ISDA SIMMをExcelで計算する

ISDA SIMM の方法書を見てみよう
金利商品について、ISDA SIMMに従って当初証拠金(IM)を計算するためのExcelスプレッドシートをつくりたい
そして、ISDA SIMMまたは中央清算における、単独トレードとポートフォリオに関するIMの計算について概略をのべる

非清算商品にかかる証拠金、ISDA SIMMとFRTB SA

9月1日は証拠金規制の施行日であるため、このトピックを再訪したいと思う。

バックグラウンド

本件に関する私の直近の記事“米国における非清算取引のための証拠金規制”は2015年10月に投稿されていて、規制の概要とスケジュールについて記載がある。

欧州、オーストラリア、シンガポール他の国々では、規制開始日である2016年9月1日に施行が間に合わないか或いは延期を申し出ている一方で、米国と日本だけがこれを遵守し、施行しようとしている。

LCH-JSCCスプレッド

先週我々の読者の多くが、円スワップについてのLCH-JSCCスプレッドが突如顕在化したことにについて警笛を鳴らしてくれた。これは非常に興味深いと言わざるを得ない。データが何を物語っているか見てみよう。

オフSEFについて

我々は最近発表されたバンクオブイングランド(BOE)のワーキングペーパーからの知見について、いくつかここで紹介している。その1つは、米国におけるSEFでのUSD建て金利スワップ(ドル金利スワップ)のトレードについて、流動性は増加していて、同時にトレーディングにかかるコストは減少していると言うものだ。

Japanese version of Feb 2016 Swaps Review

マンスリー・レビュー・シリーズの、2月の金利スワップのボリュームを見てみよう。まずはハイライトから

SEFを経由した(オンSEFの)USD(ドル)の金利スワップの2月のボリュームは1.3兆ドル以上となった
DV01は前月に比べて11%上昇した
バタフライやカーブト・レードも増加